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大宮女命(おおみやめのみこと)

大宮女命(おおみやめのみこと)

大宮女命(おおみやめのみこと)は巫女の元祖のような神様です。
はじめ、天岩戸に天照大神が籠もってしまわれた時、その前で舞を舞って、大神を外に出すのに重要な役割を果たされました。

また、天孫降臨の際は、邇邇芸命に付き従って地上に降りていき、その途中、不審な人物を見つけると、諸神が恐れる中、その神に「お前は何物か」と聞きに行きました。これは実は天孫の道案内をしようと待っていた、猿田彦大神で、これが縁で、のちに天宇受売神と猿田彦大神は結婚することになります。

民間伝承では、二人は道祖神になったと伝えられており、各地の道祖神をお祭りするところで、この天宇受売神と猿田彦大神をお祭りしています。

また、この天宇受売神の子孫は、猿田彦の「猿」を取って「猿女の君(さるめのきみ)」と呼ばれ、宮中で楽を奏し舞を舞う仕事をしていました。それ故に、天宇受売神は芸能の守護神ともされる。
この天宇受売神や、猿田彦大神というのは、本来は太陽神なのではないかとも言われます。それ故、天宇受売神は、天照大神が隠れている時、その代わりのように岩戸の前で舞い、また猿田彦大神も太陽神で、まぶしくて誰も近寄れなかったのを、同じ太陽神である天宇受売神だけは近寄ることができたのではないか、という論議があります。
現在は「芸道」、「家庭円満」、「厄除」の神様です。

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